みねらる備忘録

人生についての徒然・・・(2016/12~他ブログから引越し)

戦争の価値観と歴史認識について

戦争の価値観と歴史認識について。
稚拙な文章で、なおかつ勉強不足名ところがあります。





一般的に、韓国人や中国人は日本人に対してよくない感情を持っていると言われてます。
侵略戦争の謝罪や賠償を今現在もひたすら求め続け、戦争を経験したことの無い年代の
方々までもが、あたかも戦争を経験し自分達自身が被害を受けたかのように話します。

おそらくですが、自分の家族や学校などで戦争の悲惨さや経験談を代々伝えられてきたから
なのでしょうが、韓国・中国の方と感じる「戦争」とかなり温度差があると感じることがあります。

言ってしまえば、それは民度や民族性や当時の国家の立ち位置など、それぞれに違う立場
からの主観的な意見がずっと伝わってきたものなので、若干見解は違ってくるのでしょうが
どうしても解らないことがあります。


戦争って、
どっちが悪いとかどっちが正義とか
そういうことで始まって終わる

そもそも、そういうものじゃないと思うのです。

そこを「自身の国家が正義」とか考えて戦争を語ってしまうと、なんだかややこしくなります。


もちろん、当時の日本は自分達が正義と考えて戦争をしてたと思います。
でも、それって「日本全体」じゃなくて「日本国家の中枢」がそう考え
始めてしまった戦争。
少なくとも、戦っていた日本軍の方々は国家のために!というよりも
「国にいる大切な人のために」戦っていたのではないかと思います。
だからこそ、靖国神社がありそこへ参拝する人間がいるんだと思います。

もちろん、上の考え方だと「日本は正義」っていう見方になっちゃいそうだけど、
日本が戦争を始めた要因や戦争を続け、原爆を落とされるまでにしてしまった政府は許せません。
それは、「当時の政府」が許せないということです。
結果、東京裁判で裁かれアメリカの統治下に入ったので、日本は負けたツケをきっちり払ってる
と思います。
そして、それは当時戦争に勝ったアメリカがする当然のことだと思います。

もしかしたら、当時の人はアメリカに負けたことで、とんでもなく悪いことをアメリカから
されたかもしれません。
でも、数十年経った今、アメリカと日本は仲良しです。
お互いに、戦争の賠償やら謝罪やら、ほざく人間はいません。


話がちょっとずれたかもしれないけど、
戦争している時代に何が起きたか?戦争が終わってからどうなったか?
そして、それはどうまとまったか?
なんでそれをこの21世紀の今の今まで引きずる必要があるんですか??

私には解りません。


もちろん、当時の日本軍にされたひどいことも沢山あると思います。
それは、とても悲しいことですし、現代の日本人がそのことを知っても
当時の日本軍に対して遺憾の気持ちでいっぱいになります。
でも、憎いのは国家?個人?集団?軍隊?
いったいどれなんでしょう?
ずっと憎み続けるのは、つらくないのですか?

日本は、ずっと憎み続けることでは何も生まれないことを60年前に知りました。
戦争の経験談も聞きました。歴史の事実も知りました。その上で、今の自分達が
いることも知りました。そして、今の私達の世代に大切なものを沢山残してくれた
先人達に、感謝の気持ちを持っています。
しかし、昔々にされたことをずっと引きずることはしていません。
自分にされたことの無いことなら、なおさらです。

たとえそれが自分の先祖の経験だとしても、それは昔の話です。
そして、各国はそれぞれお互いに謝罪を繰り返してきました。


未来に目を向けることを、そろそろしてみませんか?
「でも、謝罪と賠償をしなければ許さない」
だれを許さないのでしょう?日本の国家?それは、現国家?
それとも、戦争を起こして国家を侵略した昔の日本国家?
もし後者なら、上記の発言はナンセンスだと思います。
だって、もうその人たちによって日本は作られていないのだから。


侵略国家の歴史があろうと、それは歴史の一部です。
「歴史を忘れた日本」という発言もよく見かけますが、なぜそんなことが
明言できるのでしょう?
攻めた記憶も、責められた記憶も、歴史としてその国家には残ります。
それを意図して消そうとしたことは日本にはないはずです。

逆に、ありもしない歴史や自分達に都合のいい歴史を作ってしまうほうが、
それまで歴史を作ってきた先人達に対して申し訳が立たないと思わないのでしょうか。



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つづく