みねらる備忘録

人生についての徒然・・・(2016/12~他ブログから引越し)

東京国立博物館 土偶展

土偶とは?
土偶とは、人形(ひとがた)をした土製の焼き物です。ヨーロッパや西アジア新石器時代(前8300〜前5000)では、土偶は農耕と密接な関係をもち、生産や豊穣を祈る地母神崇拝の像として発達してきました。
日本の土偶は、縄文時代の草創期(約13,000年前)に出現し、縄文時代の中期(前3000〜前2000)から晩期(前1000〜前400)に最も発達して、個性豊かな土偶が数多く作られました。狩猟採集経済にあった縄文時代の土偶には、ヨーロッパや西アジアの土偶の性格をあてはめることはできません。
では、日本の土偶はなんのために作られ、どんなふうに使われていたのでしょうか。縄文土偶の解釈にはいろいろな説があります。
乳房や腰の張った造形には、母体から生まれでる新たな生命の神秘に根ざす再生と生産や、安産祈願の意味を読み取ることができるでしょう。豊かなる獲物の全体的象徴とする説もあります。
また、ほとんどの土偶が破壊された状態で発掘されることから、病気や怪我を治すための身代わりだったという説もあります。
(抜粋:http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6908

・・・ということで、12/19(土)、いつものように上野へ行ってまいりました。
文化庁海外展 大英博物館帰国記念 「国宝 土偶展」

寒いので人がいない。
当たり前か・・・。

東京芸大のスポーツ系のサークルの方々が、ウォーミングアップをしていたり
ホームレスを対象にした大掛かりな炊き出しが行われていたり
冬の上野公園はカオスです。

今回の展示は、小規模なものだったらしく階層も1つのみ。
でも、「土偶」の割りに意外と人が沢山いたことにびっくりしました(; ・`д・´)
日本人って土偶好きだっけ?w

土偶1

国宝級の土偶たち。
一番左は「縄文のビーナス」と呼ばれておるらしい。
西洋文化でも、ふくよかな女性が「美」の象徴になっているもんね。
この辺は、昔の人の考え方として同じ思考回路だったのかな・・・

土偶2

絶対一度は教科書で見たことがあるであろう、右下の「遮光器土偶」。
見ました。
意外とデカイ・・・こわい・・・
名前の由来は、目がスキーやスノボで使う「ゴーグル」の形に似ているからだそうです。
それにしても怖い。

展示物全体に言えたのは、縄文や弥生の時代の物のはずなのに
デザイン性がすごく高かったということ!
器は特にそうだと思います。日本始まってたね゜・。+(´∀`)+。・゜
土偶も、時代や地域によって様変わりするのは当たり前なんだけど、
なんというかこう「スタイリッシュ」さを感じました。

歴史を振り返るのも悪くないね!

2月中旬までやってます。
是非見に行ってみてネ(`・ω・´)ノ